IPv6Style編集部
青山祐輔
建物や施設の管理ネットワークの相互接続性を検証し、オープンなシステムを普及するための組織「ファシリティ・ネットワーキング相互接続コンソーシアム」が今年3月に立ち上がった。
もともとはIPv6普及・高度化推進協議会のサブワーキンググループとしてエシェロン社のLonWorksや、BACnetといった業界標準のプロトコルによるビル管理システムをIPv6ネットワークに接続する実験を行なってきた。そして、実証実験の過程で開発された技術や仕様の国際標準化を見据えて、さらなる産業界、大学などの研究機関、関連省庁の連携を進めるために、独立したコンソーシアムとして設立された。
InteropのNGI Technology Showcaseにおいて、3月から行なわれていた第1次相互接続実験の成果を展示した。この展示では、BACnetやLonWorksで動作している遠隔地のビルの制御システムをウェブサービス化し、IPv6ネットワークを経由して、Interopの会場に設置したパソコンのブラウザから、すべてのシステムを一元的に制御するというデモンストレーションを行なっていた。
コンソーシアムでは、2006年度中に川崎に常設の相互接続実験ラボを設置する予定だという。ラボでの実験成果を元にして、共通のインターフェイス規格を策定し、さらなる大規模実験を行なうことによって、国際標準化を目指していくという。
近い将来、ファシリティネットワークの共通化が進んだとすれば、一つのビルだけでなく、エリア全体を一元的に管理できるようになり、より効率的な省エネ対策が行なえるだろう。
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