IPv6Style編集部
青山祐輔
ユビキタス・オープン・プラットフォーム・フォーラム(UOPF)は6日、都内で発表会を行ない、これまでに公開したガイドラインの説明と、これまで行なってきた実証実験から得られた成果に基づくデモンストレーションを実施した。
UOPF事務局の石山氏(NTTコミュニケーションズ)
UOPFとは、ネットワークに接続して利用することが前提の情報家電の普及を前にして、誰でも簡単にサービスが利用できるようにするために、共通基盤となるべく仕様を定めるための組織。特定のメーカーやネットワークオペレーターに依存することなく「誰でも・簡単に・安全に」情報家電とブロードバンドを利用できることを目指している。
2004年2月の発足以来、2006年6月時点で13のガイドラインを公開しており、最終的には20弱になる予定だという。現時点で策定作業が行なわれているのは、映像配信にP2Pを用いる場合についてと、簡単認証に関するサーバー側の仕様についてで、これらも今年中にはガイドラインを公開できる予定になっている。
今回の公開展示は、ワーキンググループ1(WG1)によって2005年8月2日から2006年3月31日まで行なわれていたネット家電からインターネットサービスを利用するための技術仕様「UOPF12:設定・認証インターフェース仕様」と、ワーキンググループ4(WG4)が策定作業を行なっているクライアントサーバー型の動画配信(ガイドラインは未公開)についてのもの。
WG1によるデモはNTTコミュニケーションズとNECによって行なわれ、ブラウザーを搭載したデジタルテレビを用いて、ECサイトでコンテンツを購入するというもの。まず、そのテレビをインターネット上で識別するための「機器証明書」をダウンロードする。次に、ECサイトにIDとパスワードを用いてログインし、コンテンツ(写真集)を購入。購入後は、機器証明書とECサイトのアカウントを紐付けすることで、2度目からはIDとパスワードを入力せずに購入したコンテンツの閲覧ができると言うもの。

WG1によるTVからコンテンツを購入するデモの様子
将来はTV上で気軽にショッピングできるようになる
WG4によるデモは三菱、パイオニア、三洋の3社によって行なわれ、インターネット上に設置されたコンテンツサーバーにデジタルから接続して、ビデオオンデマンドを実現すると言うもの。サーバーからHTTPまたはRTPでH.264でエンコードした2MbpsのSD映像と6MbpsのHD映像を、セットトップボックスなしで再生を行なえる。

WG4
このほかにもUOPFに参加している企業の自主的なデモとして、ACCESSによるUOPF12ガイドラインに準拠したSTBやDTV向けウェブブラウザ開発用キットの紹介や、NTTコミュニケーションズによる、ウェブブラウザベースの家電リモコン「MagiCon(マジコン)」のデモも行なわれた。
■UOPFのウェブサイト
http://www.uopf.org/





