JATEが「IPv6テスティング・ラボ・サービス」を開始へ

JATEが「IPv6テスティング・ラボ・サービス」を開始へ

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IPv6機能適合認定ロゴ IPv6 Ready Logo
左がPhase-1、右がPhase-2

財団法人電気通信端末機器審査協会(以下JATE)では、2009年4月22日、「IPv6 Ready Logo」(IPv6機能適合認定ロゴ)取得のための試験環境を提供するテスティング・ラボ・サービスを開始した。

このサービスは、ルータをはじめとした通信機器や、パソコン・IP電話機・ネットワーク・カメラ等の通信端末等においてIPv6(注1)対応製品の開発企業を対象に、IPv6 Ready Logo Committeeが定める仕様適合性試験と相互接続性試験を実施できる環境を提供し、次の支援を行うというもの。

(1)申込者と共同で確認しながら作業を行い、試験結果をIPv6 Ready Logo申請用のログファイルとして整理する。
(2)IPv6 Ready Logo申請のための書類等一式として揃える。

サービスの詳細は以下の通り。また試験環境のイメージは、図1を参照のこと。
 ■試験の種類(注3):IPv6 Ready Logo Program Phase-1
        IPv6 Ready Logo Program Phase-2 Core
        IPv6 Ready Logo Program Phase-2 IPsec
   *今後、Phase-2 DHCPv6、Phase-2 SIP、Phase-2 MIPv6へと拡大予定。
 ■試験内容:
  1.仕様適合性試験(テスターと1対1でプロトコルが仕様通りに動作するかを確認)
  2.相互接続性試験(異なる複数台の機器間で双方向通信ができるかを確認)
 ■納品物:試験結果レポート
 ■料金:当面は個別の見積

図1 試験環境のイメージ
図1 試験環境のイメージ

2011年頃のIPv4アドレスの在庫枯渇が予期されている状況の中、各国でのIPv6への移行を促す動きが活発化しており、IPv6 Ready Logo Program(注2)によるIPv6対応製品の認定活動は、世界中から注目されている。JATEでは、2008年4月1日から日本IPv6認証センターを設置し、IPv6 Forum(注4)と連携をとりつつ、日本語ホームページの立ち上げや日本語での問い合わせ対応など、日本からの申込み者の支援活動を行ってきたが、今回のテスティング・ラボ・サービスの開始により、より多くの企業の製品試験にかかわるコストや工数等の負担が軽減され、IPv6対応製品の展開および品質向上に貢献できるとしている。

なお、今回の基本的なテスティング・ラボ・サービスでは対象外としている「試験中に不具合を発見した場合の技術的な切り分けや問題解決までの支援を行うコンサルティング・サービス」なども、今後、提供していく予定。

問い合わせ先:財団法人 電気通信端末機器審査協会(JATE)
テスティング・ラボ担当(寺田、須貝)

TEL: 03-5786-4300
e-Mail: info-ipv6@jate.or.jp
URL:  http://ipv6ready.jate.or.jp/

(注1)IPv6に関する日米欧、およびOECDの動きについては、以下を参照。

(注2)IPv6 Ready Logo Program / IPv6 Ready Logo Committee

「IPv6 対応機器が互いにIPv6で通信ができる」ことの国際的な機能認証スキーム。IPv6の普及を目指す世界的コンソーシアム組織「IPv6 Forum」(ルクセンブルグ;President:Latif Ladid)の下部組織である IPv6 Ready Logo Committee(議長:江崎浩東京大学大学院教授)により運営され、同 Committeeを構成する、IPv6普及・高度化推進協議会、TAHI Project(日本)、JATE(日本)、UNH-IOL(米国)、IRISA(フランス)、ETSI(欧州)、TTA(韓国)、BII(中国)、CHT-TL(台湾)等の各協力組織により活動が推進されている。

(注3)IPv6 Ready Logo Phase-1/ Phase-2

IPv6 Ready Logo Programの中のひとつ。IPv6に対応する機器に関して、IPv6機能への適合度をテスト、認定する基礎的プログラムとして、2003年9月にIPv6 Ready Logo Phase-1が開始された。それに引き続くIPv6 Ready Logo Phase-2では、より実用的、応用的なIPv6機能への適合度をテスト、認定するプログラムとして、2005年2月にスタートした。

IPv6 Ready Logo Phase-2における現在のテスト対象機能は、IPv6 Core Protocol(基本機能プロトコル)、IPsec(IPセキュリティ・プロトコル)、MIPv6(モバイルIP)、NEMO(ネットワーク・モビリティ)、SIP(セッション開始プロトコル)、DHCPv6(動的ホスト構成プロトコル)、IKEv2(鍵交換プロトコル)、SNMP(ネットワーク管理プロトコル)の8種類。運営は、IPv6 Forum傘下のIPv6 Ready Logo Committeeにより行われている。現在はPhase-2の取得が推奨されている(http://www.ipv6ready.org/)。

(注4)IPv6 Forum:IPv6に関連した世界的コンソーシアム組織(http://www.ipv6forum.org/)。

関連記事

http://wbb.forum.impressrd.jp/feature/20071203/512
[IPv6サミット2007特別レポート(前編)]

http://wbb.forum.impressrd.jp/feature/20071204/513
[IPv6サミット2007特別レポート(後編)]


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