Windows VistaとIPv6でライフハック ~日常をちょっと便利にする仕事術 第7回

Windows VistaとIPv6でライフハック ~日常をちょっと便利にする仕事術 第7回

Microsoft Officeのちょっと便利な使い方

OfficeでIPv6を利用する

 Windows Vistaに標準搭載されているアプリケーションだけが、IPv6に対応しているわけではない。仕事をする上で欠かせないアプリケーションOfficeでもIPv6の恩恵をうけることができるのだ。今回は本社と支社の間でやり取りされる売り上げファイルをIPv6で共有し、支社にいるにもかかわらず本社の売り上げを参照する方法を紹介する。

シナリオ

 支社のVista端末で作成している売上げファイル.xls中で,本社の売上げに対する支社の売上げを算出する。具体的には支社端末(ローカル)に作成したExcel中で,本社のファイルサーバ(リモート)に保存された本社売上げファイル.xlsを参照することになる。

 さらに出張時など社内LANと接続できない時には,ローカルファイル中ではリモートファイルを最後に参照した時の最新データが閲覧できる.また帰社して社内LANに接続した時には,ローカルファイル中の参照部分は最新データに更新される.

1.リンク元ファイルをネットワーク上で共有する

 まず本社のマシン上で共有したいファイルの設定を行う。Microsoft Excel > 共有したいファイルを開く > 校閲 > ブックの共有 をクリック。

 次に支社でも編集を可能にするために [ブックの共有] 編集タブ 複数のユーザーによる同時編集と、ブックの結合を許可するにチェックする。

 なお詳細タブにある変更の更新項目を変更することにより更新間隔を調整できる。

2,リンク先ファイルにリンク元ファイルを取り込む

 この作業は支社で行う。あらかじめ特集2回目の方法を使ってフォルダの共有をしておこう。支社側で本社のファイルを取り込みたいファイルを対象に、Microsoft Excel > データを挿入したいファイルを開く。

次にデータ > 既存の接続 をクリックする。

 すると共有しているフォルダが [ネットワークの場所] に表示されているはずだ。フォルダを開き本社の共有したいファイルを選択して,開くを押す。

3,シートに取り込む

 元データを支社のxlsファイルに取り込むには、データベースのような形式で行うことになる。ファイルを指定すると表示される.[テーブルの選択]で必要なシートを選択する。

 シートを選ぶと [データのインポート]が表示されるので、プロパティをクリックする。

 本社で更新した内容を定期的に同期したいので.接続のプロパティダイアログで「定期的に更新する」にチェックをいれ、同期する間隔を指定する時間を入力する。

 これで本社データが支社のxlsファイルに挿入されるようになり、内容の変更もできる。そして前述の更新時間ごとに本社の元ファイルの更新データが自動的に反映されるようになっている。ただし本社、支社同時に本社ファイルの編集を行うことはできないことには注意しなければならない。

セキュリティに関して

 特集第2回で取り上げた方法でフォルダの共有を行っていれば、セキュリティ的にはほとんど問題はないだろう。また万一支社のファイルにマクロウィルスが感染したとしても、データだけの共有であればそれほど神経質になる必要はないだろう。もちろん油断をしていいとわけではない。

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